日帰り登山でもヘッドライトが必須な理由。明るさの目安は?

安全装備

「日帰り登山だから、ヘッドライトはいらないよね?」そう思ったことはありませんか?わたしは日帰りでも、使う予定がなくても必ずヘッドライトを持っていきます。この記事では、その理由と、選ぶときの明るさ・照射距離の目安、実際に使っているブラックダイヤモンド アストロ300の使用感を紹介します。

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日帰り登山でもヘッドライトは本当に必要?

「日帰りだから、ヘッドライトはいらないかな」と思う方もいるかもしれません。わたし自身も、登山を始めたばかりの頃はそう思っていました。

でも、日帰り登山だからといって、必ず明るいうちに行動できるとは限りません。予定より時間がかかったり、道に迷ったり、ちょっとしたトラブルが起きたりすれば、下山が遅くなることは十分あり得ます。暗くなった山道は、想像している以上に怖いものです。

それに、「下山が遅れたときの備え」だけでなく、ヘッドライトが最初から必要になる場面もあります。たとえば富士登山のように、ご来光を目指して早朝(というより夜中)から登り始めるようなケース。特に樹林帯は木々に覆われて、夜明け前はまだかなり暗く、ヘッドライトなしではまともに歩けません。こうした場面を経験してから、ヘッドライトは「もしものための備え」であると同時に、「最初から必要になる道具」でもあると実感するようになりました。

だからわたしは、使う予定がなくても、ヘッドライトを必ずザックに入れて出発します。

「使わなかったから無駄だった」ではなく、「使わずに無事に下山できたなら、それでいい」。そう考えるようにしています。ヘッドライトや救急セット、予備バッテリーのような安全に関わる道具は、荷物を軽くしたいときでも削りたくない、というのがわたしの考え方です。

ヘッドライトの明るさ、どのくらいあれば安心?

いざヘッドライトを選ぼうとすると、「ルーメン」という明るさの単位に戸惑う方も多いのではないでしょうか。調べてみると、登山初心者には200〜400ルーメン程度のモデルが目安とされています。この範囲であれば、足元の確認や山小屋での利用、緊急時の備えまで、幅広い場面に対応しやすいようです。「暗くて見えないのが不安」という方は、450ルーメン以上を基準にしてもよいとのことです。

明るすぎるモデルは、その分価格が上がったり、電池の消耗が早くなったりする傾向があるようなので、必要以上に明るさを求めすぎないことも大切だと感じています。

照射距離・電池持続時間もチェックしたい

明るさ(ルーメン)だけでなく、光がどこまで届くかという「照射距離」も選ぶときのポイントです。目安としては、最低でも30m、夜間に行動する可能性がある場合は50m以上あると安心とされています。

また、電池の持続時間も見落としがちなポイントです。300ルーメン程度のモデルであれば、4〜6時間以上持続するかどうかを目安にすると良いようです。日帰り登山であっても、下山が遅れた場合に備えて、余裕のある持続時間のモデルを選んでおきたいところです。

給電方式はどれを選べばいい?

ヘッドライトの給電方式には、主に次の3種類があります。

  • 乾電池式:コンビニなどでも電池を調達しやすく、荷物に予備電池を足すだけで対応しやすい
  • 充電式(USB):繰り返し使えてコストを抑えやすいが、山中で充電し直すのは難しい
  • ハイブリッド式:乾電池・専用バッテリーのどちらでも使えるタイプ

自分の登山スタイルに合わせて選べばよいと思いますが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、後半で紹介する「メイン+予備」という組み合わせ方も一つの考え方として参考にしてもらえればと思います。

ヘッドライトは正直「ピンキリ」。安物から買い替えた理由

ここからは実体験です。ヘッドライトは、正直なところ値段のピンキリがかなり激しい道具だと感じています。

わたしも最初は、「基本的に明るいうちに下山するし、そもそも使わない前提のものだから」と考えて、Amazonで売っている安価なモデルを買っていました。

でも、あるとき考え方が変わりました。ヘッドライトは「いざというとき」、つまり道に迷ったり、下山が遅れて遭難しかけたりしたときにこそ使う道具です。そういう場面で、光が途中で不安定になったり、明るさが足りなかったりしたら、それこそ命に関わります。「普段使わないものだからこそ、いざというときにちゃんと動いてくれる安心感」が大事だと気づいたんです。

そこで、信頼性を重視して買い替えたのが、ブラックダイヤモンドの「アストロ300 グラファイト」です。

スペックを見ると、明るさは300ルーメン、照射距離は高照度で52m・低照度で8m。単4電池3本でも、専用バッテリー(別売)でも使えるハイブリッド式なので、前の章で紹介した「初心者向けの目安(200〜400ルーメン、照射距離30m以上)」にちょうど収まっていて、選ぶときに安心感がありました。重さは83gと軽量で、ザックに入れっぱなしにしていても負担になりません。

今は、このアストロ300をメインで使いながら、以前使っていた「Lepro LEDヘッドライト」は、いざというときのスペア(予備)として持っていくようにしています。USB-C充電式で、明るさは300ルーメン、実用点灯37時間とされているモデルです。メインが故障したり電池切れになったりしても、もう1つあれば安心。「信頼性の高いメイン機+予備」という組み合わせが、今のわたしのやり方です。

余談ですが、ヘッドライトは登山用としてだけでなく、災害時の備品としても家に置いておくと安心な道具だと思っています。停電時に両手が空いた状態で明かりを確保できるのは、防災の面でも心強いポイントです。登山用に買ったものを、そのまま防災グッズの一つとしても備えておく、という考え方もおすすめです。

【ブラックダイヤモンド アストロ300 グラファイト】
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【Lepro LEDヘッドライト(予備用)】
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まとめ

  • 日帰り登山でも、下山が遅れる可能性はゼロではないため、ヘッドライトは必ず持っていきたい
  • 明るさは200〜400ルーメン、不安なら450ルーメン以上が目安
  • 照射距離は最低30m、夜間行動があるなら50m以上が目安
  • 電池持続時間は、300ルーメンなら4〜6時間以上が目安
  • 給電方式は乾電池式・充電式・ハイブリッド式の3種類。それぞれメリット・デメリットがある
  • ヘッドライトは値段のピンキリが激しい道具。「いざというとき」にこそ使うものだからこそ、信頼性を重視してブラックダイヤモンド アストロ300に買い替えた
  • 今は、アストロ300をメインに、以前使っていた安価なモデルを予備として使い分けている
  • 登山用のヘッドライトは、停電時などの防災グッズとしても備えておけると安心

「使わなかったら無駄」ではなく、「使わずに済んだなら、それでいい」。ヘッドライトは、そう思って持っていく道具の一つです。この記事が、ヘッドライト選びの参考になればうれしいです。

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