初めての登山だった前穂高の下山中、道に迷って一人で焦った経験があります。当時はまだYAMAPを使っておらず、電話で助言をもらいながらなんとか下山しました。この記事では、その経験から実感した地図アプリYAMAPの重要性と、腕時計と組み合わせた活用法を紹介します。
前穂高の下山で道に迷った、あの焦りが忘れられない
これは、初めての登山だった前穂高でのことです。連れて行ってもらった上司と、下山中にはぐれてしまい、ほぼ一人で下ることになりました。
疲れすぎていたせいか、下ばかり向いて歩いていて、道標(目印)を見落としていたようです。気づかないうちに、違うルートを下っていました。
下れば下るほど、「これで合っているのかな」という不安が募っていき、途中で「これは本当に間違っている」と確信しました。そのときの焦りは、今でもはっきり覚えています。
当時はまだYAMAPを使っていなかったので、連れて行ってもらった人に電話をかけ、「一旦上まで登り返して、元のルートに戻れ」とアドバイスをもらいました。必死にもう一度登り返し、なんとか無事に下山できました。
この経験から、携帯電話の充電の大切さと、地図アプリの重要性を痛感しました。これが、今わたしがYAMAPを使うようになったきっかけそのものです。
(この日は、ヘルメットの大切さを知った日でもありました。→前穂高で装備なしのまま登った話。ヘルメットの大切さを知った日)
登山計画のミスは、事故につながる
今振り返ると、あのときはルート確認も装備も不十分なまま、勢いだけで登山をしていました。もし電話がつながらなかったら、もし連れて行ってもらった人からのアドバイスがなかったら、と考えると、今でもぞっとします。
自分の体力に見合わない登山計画や、道迷いへの備え不足は、そのままニュースになるような事故や遭難につながりかねない。あの前穂高での経験は、それを身をもって教えてくれました。
登山前の情報収集にもYAMAPは欠かせない
YAMAPが役立つのは、登山中のルート確認だけではありません。登る前の情報収集でも、かなり頼りにしています。
登りたい山が決まったら、これまでその山を登った人たちの活動日記(ログ)を見て、実際のルートやコースタイムを参考にしています。
駐車場の情報も細かく載っているので、前日から現地入りして車中泊した方がいいのか、当日の朝出発で間に合うのかの判断材料にもなります。これからの時期(秋〜冬)は、駐車場や登山道に雪が積もっていないか、通行止めになっていないかも事前にチェックできるので、かなり助かっています。
YAMAPでルート確認する習慣が身についた理由
前穂高での経験があってから、登山中は常にYAMAPでルートを外れていないか確認する習慣がつきました。
地図アプリでルートを確認しながら歩くだけで、「道を間違えているかもしれない」という不安をかなり減らせます。特に下山中は疲労で注意力が落ちやすいので、こまめな確認が安全につながると感じています。
YAMAPとヤマレコ、何が違う?
地図アプリには、YAMAPのほかにヤマレコなどの選択肢もあります。
調べてみると、ルートを外れたときに知らせてくれる「ルート逸脱警告」は、YAMAPでは有料会員(YAMAP PLUS)限定の機能である一方、ヤマレコでは無料で使えるという違いがあるようです。
自分はYAMAPを使っていますが、この機能の有無は、アプリを選ぶうえで意外と重要なポイントだと思います。無料の範囲でどこまで使いたいか、有料会員になってでも安心を買いたいか、自分の登山スタイルに合わせて選ぶのがいいと思います。
Amazfit T-Rex 3と組み合わせて、スマホを出さずにルート確認
自分が気に入っている活用法が、YAMAPで作成した登山計画のルートデータ(GPXファイル)を書き出して、愛用しているAmazfit T-Rex 3に取り込む方法です。
こうしておくと、いちいちスマホを取り出さなくても、腕時計を見るだけでルートを確認できます。歩きながらサッと確認できるので、地味に便利だと感じています。
→ 登山にはコレで十分!Amazfit T-Rex 3レビュー
GPSアプリを使うならモバイルバッテリーも必須
前穂高での経験は、道迷いだけでなく「携帯の充電」の大切さも教えてくれました。地図アプリを使い続けると、スマホのバッテリー消費はどうしても早くなります。ルート確認は安全に直結する部分なので、電池切れは絶対に避けたいところです。
だからこそ、モバイルバッテリーは登山の必需品だと思っています。自分が実際に使っているものは、以前防災の記事でも紹介しました。
まとめ
- 初めての登山(前穂高)の下山中、道迷いで焦り、電話で助けてもらった経験がある
- ルート確認も装備も不十分な登山は、事故や遭難につながりかねない
- 登る前の情報収集(他の登山者のログ・駐車場情報・積雪や通行止めチェック)にもYAMAPを活用している
- YAMAPで常にルートを確認する習慣が、安全登山の基本になっている
- YAMAPとヤマレコでは、ルート逸脱警告などの機能に違いがある
- YAMAPのルートデータをAmazfit T-Rex 3に取り込むと、スマホを出さずに確認できて便利
- あの経験は、携帯の充電の大切さも教えてくれた。モバイルバッテリーは必須
登山計画とルート確認は、地味に見えて実は一番安全に直結する部分だと思います。この記事が、地図アプリ選びや使い方の参考になればうれしいです。
