冬の登山、下山は何時まで?日没16時半の季節に15時下山で計画する理由

初心者

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冬の山に行くとき、私は「15時までに下山できるか」で、行く山とコースを決めています。

安全のため、というのはもちろんあります。でも正直に言うと、それと同じくらい大きいのが「帰ってから、ゆっくりお風呂に入りたい」という理由です。40代になってから、疲れを翌日に持ち越すと本当にしんどいので。

この記事では、冬の日没が実際どれくらい早いのか、15時という目安をどう考えているのか、そしてその代わりに朝はどうしているのかを、実際の山行をもとに書いていきます。

冬の日の入りは16時半。夏より2時間半も早い

まずは数字から。国立天文台 暦計算室の「各地のこよみ」で、静岡の日の出・日の入りの時刻を調べてみました(2026年の値)。

日付 日の出 日の入り
7月1日 4:36 19:04
11月1日 6:07 16:53
12月1日 6:35 16:35
12月21日(冬至) 6:50 16:39

出典:国立天文台 暦計算室 静岡 2026年11月・12月

12月の前半は、日の入りが16時35分のまま、ほとんど動きません。ここが1年でいちばん暗くなるのが早い時期です。なんとなく冬至の日がいちばん早いと思っていたのですが、日の入りだけで見ると12月の上旬のほうが早いんですね。今回調べて初めて知りました。

夏は19時でもまだ明るいのに、冬は16時半には日が沈みます。単純に、2時間半ほど山にいられる時間が短くなるということです。夏と同じ感覚で計画を立てると、下山が日没ぎりぎり、ということにもなりかねません。

15時は「下山したあとの時間」まで含めた目安

冬は、15時までに下山できる山行を組む。これが私の決まりごとです。

といっても、15時ちょうどに特別な意味があるわけではなく、ひとつの目安です。考えているのは、日没に間に合うかどうかだけではありません。

浜松に住んでいるので、八ヶ岳や山梨の山に行くと、帰りの運転だけで3時間ほどかかります。疲れ切った体で、真っ暗な道を何時間も運転して帰るのは本当に大変です。

それに、家に帰ったらお風呂に入って、ゆっくり疲れを取りたい。その時間まで確保しておかないと、次の日に疲れが残ります。40代の体は「寝れば治る」がもう通用しません。夏に蝶ヶ岳を日帰りで歩いたときは、翌日、家の階段を下りるのもやっとでした。そのときの話は登山の筋肉痛の記事に書いています。

だから私にとっての15時は、「山を下りる時刻」というより、「その日を無理なく終えるための時刻」に近い感覚です。

その代わり、朝は暗いうちに歩き始める

下山を早くしたいなら、スタートを早くするしかありません。

冬の山で、暗くなってから下山したことはありません。そうならないように計画しているからです。一方で、朝の暗いうちに登り始めることはよくあります。私の場合、ヘッドライトが活躍するのは、帰りよりもむしろ朝のほうです。

蝶ヶ岳は5時前に歩き始めて、1時間ほどヘッドライト

8月の終わりに、友人と2人で蝶ヶ岳に日帰りで登りました。前の晩は車中泊をして、朝5時前には歩き始めています。

最初の1時間くらいはヘッドライトをつけていて、消したのは6時ごろだったと思います。特に樹林帯の中は暗くて、足元を照らさないと歩けませんでした。

夏の北アルプスでもこうなので、日の出が遅い冬は、なおさら暗い時間に歩くことになります。

山梨の竜ヶ岳は、6時ごろに歩き始めた

年明けすぐに登った山梨(本栖湖)の竜ヶ岳では、だいたい6時ごろに歩き始めました。1月はじめの日の出は7時少し前(静岡で6時54分)なので、最初はまだ暗く、ここでもヘッドライトが必要でした。

竜ヶ岳は、富士山の山頂から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」が見られる山として知られています。私は結局間に合わなかったのですが、その話は竜ヶ岳の記事に書いています。

朝のヘッドライトは、アストロ300

使っているのは、ブラックダイヤモンドのアストロ300です。蝶ヶ岳の朝も、これで歩きました。

日帰りでも、使う予定がなくても、ヘッドライトは必ずザックに入れています。ただ冬の場合は「もしものため」ではなく、「朝に使う前提」で持っていく道具になります。明るさの目安や、予備のヘッドライトの話は日帰り登山のヘッドライトの記事にまとめています。

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計画は「早く出て、早く登って、早く帰る」

計画といっても、細かく時間を割り振っているわけではありません。私の登山計画はシンプルで、とにかく朝4時か5時ごろには出発して、早く登って、早く下山して、早く帰ってくる。これだけです。

それでも、どうしても朝が早くなりすぎる山はあります。そういうときは、前の日に出かけて車中泊をしてから登るようにしています。蝶ヶ岳のときもそうでした。上高地から入る山は、浜松からだととても日帰りでは無理なので、前泊して行きました。

早く出たいのには、冬ならではの理由もあります。雪や凍結で、思うように進めないことがあるからです。2年前の3月に編笠山に登ったときは、凍った下りで滑ってしまい、下山にかなり苦労しました。そのときのことは編笠山の記事に書いています。下りで時間がかかると、15時の目安はあっという間に近づいてきます。

冬の装備の準備については冬支度のまとめ記事も参考にしてみてください。

正直、早起きはめんどくさい

ここまで「早く出て、早く帰る」と書いてきましたが、正直に言うと、早起きはつらいです。

山に行く前の日は、ワクワクしてなかなか寝つけません。遠足前の小学生と変わらないです。そのくせ、朝起きると眠気が半端なくて、「もう行くのめんどくさいな」と思ってしまうこともあります。40代になっても、このくり返しは全然なくなりません。

それでも、暗いうちに出て、明るいうちに下りて、家でゆっくりお風呂に入る。冬の山は、だいたいいつもこの流れで歩いています。

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