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11月の登山で毎回悩むのが、服装です。夏の格好では寒そうだし、冬山の装備を着込むと登りで汗だくになる。ちょうど中間の季節なので、正解が分かりにくいんですよね。
去年の11月、奥秩父の瑞牆山(みずがきやま)に登りました。標高は2,230m。この日は雲ひとつない秋晴れで、山頂からは富士山まできれいに見えました。この記事では、その日に実際に着ていたものと、11月の登山で私が気をつけていることをまとめます。

登りは暖かく、山頂は風が冷たい日でした
瑞牆山は、花崗岩の大きな岩峰が連なる山です。登山道の後半は岩場が続き、手も使いながら登っていきます。浜松からは車で3時間ほどかかりますが、八ヶ岳・奥秩父エリアは私が何度も通っている、お気に入りのエリアです(浜松から行ける山まとめ)。
11月の2,000m級の山は、朝晩は氷点下まで冷え込むこともあり、日によっては登山道の凍結や初雪もあると言われます。この日は日差しがたっぷりあったので、登っている間は身構えていたほどの寒さはありませんでした。ただ、山頂に出ると、日は照っているのに風が冷たい。11月の服装は、その日の天気と、登りと山頂の差に大きく左右されます。今回の服装は、あくまで「よく晴れた日」の実例として読んでください。
実際に着ていた3枚
この日の重ね着は、次の3枚でした。
- 肌着: ワークマンの長袖。正直、ここは記憶があいまいですが、たしかワークマンだったと思います
- 中間着: ワークマンの「メリノテック アクティブインサレーション」。黄色の長袖です
- 上着: THE NORTH FACEのクライムライトジャケット。登りではザックの中で、山頂で羽織りました
登りは、中間着まででちょうどよかった
登りの間は、肌着の上にアクティブインサレーションを着た状態で歩きました。アクティブインサレーションは、行動中に着ることを前提にした保温着で、熱や汗を逃がしながら体を冷やしにくくする、という考え方の服です。私が着ていたワークマンのものはメリノウールを使った生地で、汗をかいても冷たくなりにくいのが気に入っています。この日は日差しもあったので、上着なしでもちょうどいいくらいでした。
ここで上着まで着込んでいたら、岩場を登るうちに汗だくになっていたと思います。11月の登りは「少し肌寒いかな」くらいで歩き始めるのが、私にはちょうどいい感覚です。汗をかきすぎると、止まったときに一気に冷えます。このあたりは登山のレイヤリング4層の考え方でも書きました。
山頂標識の前で、40代とは思えないポーズを決めている写真が残っています。自分で見返しても少し恥ずかしいのですが、それくらい気分のいい山頂でした。
山頂では、止まったらすぐ上着を羽織る
瑞牆山の山頂は、日が照っていても風が冷たく、汗をかいた体はすぐに冷えてきました。そこで、山頂に着いてひと息ついたら、クライムライトジャケットを羽織りました。ゴアテックスの上着は冷たい風をしっかり止めてくれるので、休憩中の冷え方がまったく違います。
上着を着込んで、富士山を眺めながらカップ麺をすする。お湯はその場でバーナーで沸かしました。11月の山頂で食べる温かいカップ麺は、本当に幸せのひと時です。山頂のお湯をバーナーにするか真空断熱ボトルにするかは、山頂ラーメンの記事で比べています。
この日は上着1枚で足りましたが、もっと風が強い日や曇りの日なら、ここにフリースやダウンを足す必要があったと思います。

夏に登ったときは、ミレーのドライナミックメッシュ(通称アミアミ)の上にTシャツ1枚でした。普段の夏山では、長袖のベースレイヤーの上にTシャツを重ねることが多いです(夏の登山ベースレイヤーの記事)。11月は、そこに中間着と上着が加わる、というイメージです。
11月の登山で、私が気をつけていること
11月は、同じ山でも日によって「秋」の日と「冬」の日があります。私が気をつけているのは、次の3つです。
- 山頂の気温を確認しておく: 気温は標高が100m上がるごとに約0.6度下がると言われます。麓が10度でも、標高差1,000m上の山頂は4度前後になる計算です。風があれば、体感はさらに下がります
- 上着とレインウェアは、晴れていても持っていく: 防寒着を兼ねるので、天気が良くても必ずザックに入れています(日帰りの持ち物チェックリスト)
- 凍結の情報を調べておく: 11月の後半になると、日陰の登山道が凍っていることがあります。冬に近い時期は、冬支度の記事で書いたチェーンスパイクも頭に入れておきます
11月の服装に「これが正解」という1枚はなくて、脱いだり着たりで調整できる重ね着が一番の答えだと思います。私の場合は、登りは中間着まで、止まったら上着。この切り替えさえ忘れなければ、11月の山はかなり快適です。
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